【塾生リレーブログ 第8号】

塾生リレーブログ第8号    齋城 修 様(株式会社STOKE company 代表取締役)

私がSTOKE companyを立ち上げたのは、2005年、30代の後半でした。
25歳の時に、それまでずっと熱中してきた音楽とサーフィンを続けつつ、英語を勉強したいと思い、単身オーストラリアに渡りました。移住当初は英語に苦労しつつ毎日が勉強で、あっという間の約2年間でした。帰国してサーフィンと仕事を両立するために湘南に住み始め、しばらくの期間、アパレルの輸入会社で働きました。その後独立してアパレル関連のビジネスを手がけました。数年後、オーストラリアでの経験とサーフィン仲間からの情報やサポートを得て、オーストラリアのシープスキンブランドEMUの日本国内販売契約を結びました。以来、EMUは弊社にとって最重要な主力ブランドとなっています。社名の”STOKE”は、サーフィン用語で【最高】という意味です。

会社を設立してから、10年余り、がむしゃらに経営をしてきましたが、それは周りのたくさんの方に助けて頂いたおかげです。海外を渡り歩いた経験と、知り合いから得る生きた情報がビジネスに結びつく事も多くありました。設立当初は、会社をどうすべきかなどと常に考えて来ましたが、経験を積むにつれて、多少余裕が出来たせいか、昔に比べて真剣に突き詰めて考えることがなくなってきていたように思えました。また、それまで私の人生では、本を読んだり塾やセミナーで学ぶという経験がありませんでした。まずは勉強することで忍耐力を付け、新しい角度から物事を考えられるようになって、そこから成長のきっかけをつかめたら、と考え、未来経営塾に入塾することを決意しました。

入塾してまず最初のハードルだったのは、本を読む事でした。私は本を読むのが一番不得意でずっと避けてきたからです。しかし最初の講座で安本先生の著作を読み始め、じっくり取り組んだところ、理解出来る事が多く大変勉強になり、何度も読み返そうと思うようになります。そして、考えたことをまとめるという作業も非常に有益でした。毎月の課題がずっしりと重く負担に感じていましたが、それに向き合うことで、自社の課題、強み、弱みをじっくり考えることになります。それを言葉にして皆さんの前で話すこともとてもいいトレーニングだったと思います。

塾を終えて、今一番に思うのは、今までの人生で他では決して得られない良い経験の場になったということです。
4期生がすばらしい方ばかりで、良い空気感で勉強出来たことは非常に大きいです。合宿は特に楽しかったです。合宿では仲が深まるので、勉強とアクティビティを融合した合宿だともっと面白いと思いました。1泊2日では難しい面もありますが、限られた時間のなかで、例えば皆で山を登ったり、ボーリング大会、卓球大会等々、ティームワークで行うアクティビティなどは可能なのでは、と思ったりします。

安本先生、真弓さん、OBの方々、森本さん、里見さんには本当にお世話になりました。最高の1年を過ごす事ができました。最初は不安ばかりでしたが皆様のお力を借りながら何とか1年を終えられました。これからも4期生や卒塾生と交流をもって、更に勉強出来る事を望んでおります。

今後は、高い認知度を誇るEMU Australiaブランドの販売を軸に、自社の強みであるチームワーク、柔軟性をいかしながら、働く環境の良さ、海に面した自然豊かな環境を社員と共有しつつ、新機軸のビジネスも手掛けたいと思います。

第4期(2017年5月~2018年3月)受講
事業内容:EMU Australiaの日本国内販売、輸入卸売、店舗運営